避暑地×温泉が最強の夏旅である理由
「夏に温泉なんて暑くない?」——そう思っている方にこそ読んでほしい記事です。標高800mを超える高原の温泉地は、真夏でも平均気温が20〜25℃。都心より10℃以上も涼しい天然のクーラーのなかで、名湯にゆったりと浸かる贅沢は、一度味わうとやみつきになります。
私が真夏の取材で高原温泉を巡るようになったのは5年前。標高1,800mの万座温泉で、8月なのにカーディガンを羽織りながら乳白色の露天風呂に浸かった瞬間、「夏の温泉旅行はこれだ」と確信しました。高原の澄んだ空気、見上げれば満天の星空、そして体の芯からじんわり温まる天然の名湯——夏だからこそ味わえる温泉体験があるのです。
本記事では、年間100泊以上の宿泊取材から、標高800m以上の高原に位置する避暑地の温泉宿15軒を東北・関東・信州中部・北海道の4エリアに分けて厳選しました。真夏の平均気温・泉質・アクセス・料金帯を比較し、夏の温泉旅行計画に役立つ実用ガイドとしてまとめています。
全国の温泉地を幅広く検討したい方は、全国温泉おすすめランキング30選もあわせてご覧ください。
避暑地温泉を選ぶ3つのポイント
- 標高で選ぶ:標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がります。標高1,000m以上なら真夏でも平均22℃前後、1,500m以上なら20℃を下回ることも。エアコン要らずの涼しさが手に入ります
- 泉質で選ぶ:高原の温泉は硫黄泉や酸性泉が多く、標高の低い温泉地では体験できない個性的な泉質が揃っています。乳白色の硫黄泉は見た目にも涼感があり、夏の温泉入浴を一層引き立てます
- 周辺アクティビティで選ぶ:トレッキング、星空観賞、高原ハイキングなど、避暑地ならではの体験と温泉を組み合わせることで滞在の満足度が大幅にアップ。連泊で楽しめるエリアを選ぶのが理想です
【東北エリア】秘湯と涼風が出迎える避暑温泉4選
東北の高原温泉は、都会の喧騒から完全に切り離された秘湯感が最大の魅力。ブナの原生林に包まれた乳頭温泉郷、蔵王連峰の山懐に抱かれた蔵王温泉、標高1,400mの雲上の露天風呂——東北の夏は短いからこそ、その涼しさと温泉の質は別格です。東北の温泉地をさらに知りたい方は東北温泉おすすめ旅館20選も参考にしてください。
1. 鶴の湯温泉|乳頭温泉郷の原風景に浸る(秋田・標高約800m)
秋田県仙北市、乳頭温泉郷の最奥に佇む鶴の湯温泉。江戸時代に秋田藩主・佐竹義隆が湯治に訪れたと伝わる、乳頭温泉郷で最も歴史のある名湯です。真夏の平均気温は約21℃で、夜は肌寒さを感じるほど。
最大の魅力は、乳白色のお湯が満ちた混浴露天風呂。ブナの巨木に囲まれた野趣あふれる露天風呂に浸かると、足元からぷくぷくと源泉が湧き出す感触が伝わってきます。4つの異なる源泉(白湯・黒湯・中の湯・滝の湯)を持ち、すべて源泉かけ流し。特に白湯は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素塩泉で、美肌効果に優れています。
茅葺き屋根の本陣は築350年以上。囲炉裏で山の幸をいただく夕食は、山菜・岩魚・きりたんぽなど秋田の滋味に溢れています。
料金目安:1泊2食 10,950円〜 / 泉質:含硫黄泉ほか4源泉 / 夏の平均気温:約21℃
2. 深山荘 高見屋|蔵王連峰の名湯を守る老舗(山形・標高約880m)
開湯1,900年以上を誇る蔵王温泉のなかでも、300年の歴史を持つ最古の宿が深山荘 高見屋です。標高880mの蔵王中腹に位置し、真夏でも平均気温は約22℃。山形市街地より5〜6℃涼しい避暑地として、古くから湯治客に愛されてきました。
泉質はpH1.35の強酸性硫黄泉。肌にピリッとくる力強い浴感で、殺菌力が極めて高く「美肌の湯」として知られています。9つの湯船を持ち、なかでも離れの「せせらぎの湯」は渓流のせせらぎを聞きながら入浴できる風情ある空間です。
夏の蔵王はトレッキングやロープウェイでの高山植物鑑賞が楽しめ、温泉とアクティビティの両立が可能。蔵王名物のジンギスカンを食べてから温泉に浸かる——そんな夏の過ごし方は最高です。
料金目安:1泊2食 16,500円〜 / 泉質:強酸性硫黄泉(pH1.35) / 夏の平均気温:約22℃
3. 藤七温泉 彩雲荘|標高1,400mの雲上野天風呂(岩手・標高約1,400m)
八幡平の山頂付近、標高1,400mに位置する東北最高地の温泉宿。真夏でも平均気温は約18℃で、お盆時期ですら長袖が必要になるほどの涼しさです。
この宿の真骨頂は、眼下に雲海が広がる野天風呂。足元から乳白色の温泉がぷくぷくと自噴し、周囲には八幡平の大自然が360度のパノラマで広がります。人工物がほとんど目に入らない野趣満点の入浴体験は、全国を見渡しても類を見ません。夜には満天の星空のもとで入浴でき、天の川を眺めながらの湯浴みは夏の避暑温泉の究極形です。
泉質は単純硫黄泉。やわらかな乳白色のお湯で肌あたりが優しく、長湯しても湯疲れしにくいのが特徴です。
料金目安:1泊2食 12,500円〜 / 泉質:単純硫黄泉 / 夏の平均気温:約18℃
4. 酸ヶ湯温泉旅館|千人風呂で知られる青森の名湯(青森・標高約900m)
八甲田山の山腹に位置する酸ヶ湯温泉。豪雪地帯として知られますが、夏の平均気温は約20℃と快適そのもの。ブナの原生林に包まれた清涼な空気は、まさに天然のエアコンです。
名物は総ヒバ造りの「千人風呂」。160畳の巨大な混浴大浴場に、「熱の湯」「冷の湯」「四分六分の湯」「湯滝」の4つの浴槽が並びます。酸性硫黄泉の乳白色のお湯は療養泉としても高い評価を受け、1954年に国民保養温泉地の第1号に指定されました。
八甲田山のトレッキング後に千人風呂で汗を流し、名物のせんべい汁で体を癒す——東北の夏を凝縮した最高の避暑体験がここにあります。
料金目安:1泊2食 11,000円〜 / 泉質:酸性硫黄泉 / 夏の平均気温:約20℃
【関東エリア】都心から3時間以内で行ける避暑温泉4選
関東近郊にも標高800mを超える避暑温泉が点在しています。東京から車や電車で2〜3時間というアクセスの良さが魅力で、週末の1泊2日でも十分に避暑と名湯を楽しめます。
5. 草津温泉 つつじ亭|五千坪の自然林に抱かれる最高峰の宿(群馬・標高約1,200m)
日本三名泉のひとつ・草津温泉は、標高1,200mに位置する日本有数の避暑温泉地。真夏の平均気温は約22℃で、8月でもエアコンが不要。湯畑の湯けむりと涼やかな高原の風が混じり合う独特の空気感が、夏の草津の魅力です。
なかでもつつじ亭は、約五千坪の敷地と三千坪の自然林を有する草津最高級の隠れ宿。全10室(本館+離れ)の贅沢な造りで、離れの全室に源泉かけ流しの半露天風呂を完備。自然林の涼しい風を感じながら、pH2.0の強酸性泉を好きな時に好きなだけ楽しめます。草津温泉の宿をもっと知りたい方は草津温泉おすすめ旅館15選もご覧ください。
料金目安:1泊2食 44,000円〜 / 泉質:酸性泉(pH2.0) / 夏の平均気温:約22℃
6. 万座温泉 日進舘|標高1,800mの硫黄天国(群馬・標高約1,800m)
本記事で紹介する15軒のなかで最も標高が高い、標高1,800mの万座温泉。真夏の平均気温はわずか約18℃で、8月の朝晩は上着が必須です。「日本一高所の温泉」のひとつとして知られ、避暑効果は絶大。
日進舘は万座温泉を代表する老舗宿。最大の魅力は日本有数の硫黄含有量を誇る乳白色の温泉。9つの湯船があり、なかでも標高1,800mの大パノラマが広がる「極楽湯」は、眼前に広がる山々の稜線と乳白色のお湯のコントラストが圧巻です。夜には星空を見上げながらの入浴が楽しめます。
アクセスはJR吾妻線・万座鹿沢口駅からバスで約40分。コンビニもない秘境感が、日常からの完全な離脱を約束してくれます。
料金目安:1泊2食 13,200円〜 / 泉質:酸性硫黄泉 / 夏の平均気温:約18℃
7. 那須温泉 山楽|御用邸の森に佇むリゾート(栃木・標高約900m)
皇室の御用邸があることで知られる那須高原。標高約900mに位置する那須温泉郷は、真夏の平均気温が約23℃と過ごしやすく、明治時代から避暑地として愛されてきました。
山楽は那須の森に抱かれたリゾート旅館。大正ロマンの趣を残すラウンジでは、テラスから那須連山の稜線を一望できます。温泉は那須温泉の鹿の湯源泉を引いた硫黄泉で、白濁したお湯が露天風呂に注がれます。森のなかの露天風呂で虫の声を聞きながらの湯浴みは、夏の那須ならではの風情です。
那須高原にはアウトレットやテーマパーク、牧場など観光スポットが充実しており、家族旅行の避暑先としても人気。温泉と観光の両方を楽しみたいファミリー層に最適です。
料金目安:1泊2食 27,500円〜 / 泉質:硫黄泉 / 夏の平均気温:約23℃
8. 奥日光湯元温泉 湯守釜屋|戦場ヶ原を望む乳白色の名湯(栃木・標高約1,500m)
日光東照宮から車で約40分、標高1,500mの奥日光エリアに湧く湯元温泉。真夏の平均気温は約19℃で、本記事で紹介する関東エリアでは最も涼しい避暑温泉です。
湯守釜屋は湯元温泉で200年以上の歴史を持つ老舗旅館。硫黄泉の源泉を自家所有し、エメラルドグリーンから乳白色へと変化する神秘的なお湯が自慢です。庭園露天風呂では、白根山を背景に乳白色の温泉に浸かる贅沢な時間が過ごせます。
周辺には戦場ヶ原のハイキングコースや湯ノ湖の散策路があり、涼やかなハイキングと温泉のセットで夏の1日を充実させられます。
料金目安:1泊2食 15,400円〜 / 泉質:含硫黄カルシウム・ナトリウム硫酸塩・炭酸水素塩泉 / 夏の平均気温:約19℃
【信州・中部エリア】名峰に抱かれた避暑温泉4選
日本アルプスに囲まれた信州・中部エリアは、避暑温泉の宝庫。標高1,000〜1,700mの高原に、個性豊かな温泉地が点在しています。上高地・乗鞍・奥飛騨といった日本屈指の山岳リゾートと温泉を組み合わせた旅は、夏旅の最高峰といっても過言ではありません。
9. 白骨温泉 泡の湯旅館|乳白色の名湯と大自然の静寂(長野・標高約1,400m)
松本市街地から車で約1時間、標高1,400mの山深い谷間に湧く白骨温泉。「3日入れば3年風邪をひかない」と古くから謳われる名湯で、真夏の平均気温は約20℃です。
泡の湯旅館は白骨温泉を代表する老舗宿。最大の魅力は、野天風呂に満ちた乳白色のお湯。湧出時は透明な温泉が空気に触れることで白濁するため、日によって微妙に色合いが異なります。100畳以上の広さを持つ大野天風呂は、周囲の森の緑と乳白色の湯のコントラストが美しく、夏の入浴は格別です。炭酸成分を含む泉質は入浴中に肌に気泡がまとわりつく独特の浴感で、体が芯から温まりながらも湯上がりはさっぱりしています。
料金目安:1泊2食 22,000円〜 / 泉質:含硫黄カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉 / 夏の平均気温:約20℃
10. 奥飛騨温泉郷 槍見館|北アルプスを望む絶景露天(岐阜・標高約1,050m)
奥飛騨温泉郷の新穂高エリアに位置する槍見館は、その名の通り槍ヶ岳を正面に望む露天風呂で知られる名宿です。標高約1,050m、真夏の平均気温は約22℃。蒲田川のせせらぎと北アルプスの涼風が天然の冷房となり、夏でも爽やかに過ごせます。
8つの露天風呂はすべて源泉かけ流し。なかでも蒲田川沿いの混浴露天風呂は、川面すれすれの位置にあり、渓流の音に包まれながら槍ヶ岳の稜線を眺める——この体験のためだけに訪れる価値があります。泉質は単純温泉で肌あたりが優しく、長湯に最適。
囲炉裏で焼く飛騨牛や岩魚の塩焼きなど、山里の食文化も魅力のひとつ。露天風呂付き客室の宿を探している方は露天風呂付き客室のあるおすすめ旅館20選もチェックしてみてください。
料金目安:1泊2食 28,600円〜 / 泉質:単純温泉 / 夏の平均気温:約22℃
11. 志賀高原 熊の湯ホテル|翡翠色の自家源泉と高原リゾート(長野・標高約1,700m)
志賀高原の奥座敷、標高1,700mに位置する熊の湯ホテル。真夏の平均気温はわずか約18℃で、猛暑日の都心とは別世界の涼しさです。スキーシーズンが有名ですが、夏の志賀高原は高山植物のトレッキングやホタル観賞が楽しめる隠れた避暑の名所です。
温泉は全国的にも珍しい翡翠(ひすい)色の自家源泉。含硫黄のお湯が酸化して緑がかった独特の色合いになり、木造の浴槽に注がれた翡翠色のお湯は見た目にも美しい。高原の涼しい風が吹き込む露天風呂で、この神秘的なお湯に浸かる時間は、夏の温泉旅行のハイライトになるでしょう。
料金目安:1泊2食 15,400円〜 / 泉質:含硫黄ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩泉 / 夏の平均気温:約18℃
12. 乗鞍高原温泉 山水館信濃|白濁の湯と星空の宿(長野・標高約1,500m)
北アルプス・乗鞍岳の東麓に広がる乗鞍高原。標高1,500mの高原に位置し、真夏の平均気温は約19℃。涼しい高原の風と白樺林の木漏れ日が心地よい、信州を代表する避暑地です。
山水館信濃は乗鞍高原温泉の自家源泉を持つ温泉宿。乗鞍岳の地下から湧出する乳白色の硫黄泉を源泉かけ流しで楽しめます。露天風呂から見上げる乗鞍岳の雄姿は圧巻で、夜には標高1,500mならではの澄んだ星空が広がります。
周辺では乗鞍岳への登山バス、善五郎の滝へのハイキング、マウンテンバイクなど、夏のアクティビティが充実。自然派の夏旅にぴったりの避暑温泉です。
料金目安:1泊2食 14,300円〜 / 泉質:単純硫黄泉 / 夏の平均気温:約19℃
【北海道エリア】大地の恵みと涼風の避暑温泉3選
北海道は平地でも真夏の平均気温が25℃前後と涼しく、さらに標高の高い温泉地を選べば20℃を下回ることも。スケールの大きな自然と個性的な泉質を楽しめる北海道の避暑温泉は、本州の猛暑から逃れるロングステイにも最適です。北海道の温泉旅館をもっと探したい方は北海道温泉おすすめ旅館15選も参考になります。
13. 十勝岳温泉 凌雲閣|北海道最高所の絶景温泉(北海道・標高約1,280m)
十勝岳の中腹、標高1,280mに位置する北海道で最も高い場所にある温泉宿。真夏の平均気温は約15℃と、避暑というより「天然の冷蔵庫」に近い涼しさです。
露天風呂から望む十勝岳連峰と富良野盆地の大パノラマは、北海道の雄大さを凝縮したような絶景。鉄分を含む赤褐色の源泉と、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉の2種類の温泉を楽しめます。紅葉に染まった色のお湯は見た目のインパクトも大きく、初めて見る方は驚くことでしょう。
登山口が隣接しており、十勝岳登山の前後に温泉で体を癒すスタイルが人気。夏は富良野のラベンダー観光と組み合わせたプランもおすすめです。
料金目安:1泊2食 12,800円〜 / 泉質:酸性鉄泉・カルシウム硫酸塩泉 / 夏の平均気温:約15℃
14. 層雲峡温泉 朝陽リゾートホテル|大雪山の麓に広がる渓谷美(北海道・標高約670m)
大雪山国立公園の玄関口・層雲峡に位置するリゾートホテル。標高は670mとやや低めですが、北海道の内陸に位置するため真夏の平均気温は約20℃と涼しく、避暑地としての条件は十分です。
高さ200mの断崖絶壁が連なる層雲峡の渓谷美を望む展望大浴場が自慢。単純温泉と硫黄泉の2種類の温泉を楽しめ、柱状節理の岩壁をライトアップした夜景を眺めながらの入浴は幻想的です。
大雪山の黒岳ロープウェイで標高1,500mまで上がれば、夏でも残雪が見られる大雪山の高山植物帯を散策できます。温泉とトレッキングを組み合わせた2泊3日の夏旅がおすすめです。
料金目安:1泊2食 12,100円〜 / 泉質:単純温泉・硫黄泉 / 夏の平均気温:約20℃
15. ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄|森に溶け込むラグジュアリー温泉(北海道・標高約260m)
標高は260mと高くないものの、ニセコの冷涼な気候により真夏でも平均気温は約21℃。羊蹄山を望む雄大なロケーションと北海道ならではの涼しさが、避暑地としての魅力を十分に備えています。
杢の抄は鶴雅グループが手がけるラグジュアリーな温泉リゾート。ニセコの白樺林に溶け込むように建てられた館内は、木の温もりとモダンデザインが融合した上質な空間です。温泉はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、とろりとした肌触りの美肌の湯。露天風呂からは四季折々のニセコの自然を一望できます。
夏のニセコはラフティング・カヌー・乗馬・ゴルフなどアウトドアアクティビティの宝庫。アクティブに遊んだ後にラグジュアリーな温泉で癒される——大人の避暑旅に最適な宿です。
料金目安:1泊2食 33,000円〜 / 泉質:ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉 / 夏の平均気温:約21℃
避暑地温泉15選 比較一覧表
| 宿名 | エリア | 標高 | 夏の平均気温 | 泉質 | 1泊2食の料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 鶴の湯温泉 | 秋田 | 800m | 約21℃ | 含硫黄泉ほか | 10,950円〜 |
| 深山荘 高見屋 | 山形 | 880m | 約22℃ | 強酸性硫黄泉 | 16,500円〜 |
| 藤七温泉 彩雲荘 | 岩手 | 1,400m | 約18℃ | 単純硫黄泉 | 12,500円〜 |
| 酸ヶ湯温泉旅館 | 青森 | 900m | 約20℃ | 酸性硫黄泉 | 11,000円〜 |
| 草津温泉 つつじ亭 | 群馬 | 1,200m | 約22℃ | 酸性泉 | 44,000円〜 |
| 万座温泉 日進舘 | 群馬 | 1,800m | 約18℃ | 酸性硫黄泉 | 13,200円〜 |
| 那須温泉 山楽 | 栃木 | 900m | 約23℃ | 硫黄泉 | 27,500円〜 |
| 奥日光 湯守釜屋 | 栃木 | 1,500m | 約19℃ | 含硫黄泉 | 15,400円〜 |
| 白骨温泉 泡の湯旅館 | 長野 | 1,400m | 約20℃ | 含硫黄炭酸水素塩泉 | 22,000円〜 |
| 奥飛騨 槍見館 | 岐阜 | 1,050m | 約22℃ | 単純温泉 | 28,600円〜 |
| 志賀高原 熊の湯ホテル | 長野 | 1,700m | 約18℃ | 含硫黄炭酸水素塩泉 | 15,400円〜 |
| 乗鞍高原 山水館信濃 | 長野 | 1,500m | 約19℃ | 単純硫黄泉 | 14,300円〜 |
| 十勝岳温泉 凌雲閣 | 北海道 | 1,280m | 約15℃ | 酸性鉄泉 | 12,800円〜 |
| 層雲峡 朝陽リゾート | 北海道 | 670m | 約20℃ | 単純温泉・硫黄泉 | 12,100円〜 |
| ニセコ 杢の抄 | 北海道 | 260m | 約21℃ | ナトリウム塩化物泉 | 33,000円〜 |
予算別おすすめ
- 1万円台:鶴の湯温泉(10,950円〜)、酸ヶ湯温泉旅館(11,000円〜)、層雲峡 朝陽リゾート(12,100円〜)、藤七温泉 彩雲荘(12,500円〜)、十勝岳温泉 凌雲閣(12,800円〜)、万座温泉 日進舘(13,200円〜)
- 2万円台:白骨温泉 泡の湯旅館(22,000円〜)、那須温泉 山楽(27,500円〜)、奥飛騨 槍見館(28,600円〜)
- 3万円以上:ニセコ 杢の抄(33,000円〜)、草津温泉 つつじ亭(44,000円〜)
宿泊施設の経営者へ:夏の集客を伸ばす「避暑」の打ち出し方
高原に位置する温泉宿にとって、夏は春秋の紅葉・桜シーズンに次ぐ稼ぎどき。しかし「涼しい」だけでは差別化が難しいのも事実です。避暑需要を確実に取り込むために、以下のポイントを押さえましょう。
避暑×温泉の集客3つのヒント
- 「気温データ」の具体的発信:公式サイトやOTAの施設説明に、真夏の平均気温や都心との気温差を明記しましょう。「標高1,200m、8月の平均気温22℃(東京より10℃涼しい)」のような具体的な数字は、避暑地を探している旅行者の意思決定を後押しします
- 夏限定の体験プランの造成:高原トレッキング+温泉、星空観賞+露天風呂、早朝ヨガ+朝風呂など、夏の涼しさを活かした体験型プランは単価アップと差別化に有効。近隣のアクティビティ事業者との連携も検討してみてください
- 早期予約の促進:避暑温泉のニーズは4〜5月から検索が始まり、6月にピークを迎えます。4月時点で夏プランを公開し、早割特典で先行予約を促すことが重要です。宿泊施設の料金戦略ガイドも参考にしてください
よくある質問(FAQ)
Q. 避暑地の温泉は夏でも入って暑くないですか?
A. 標高800m以上の温泉地は真夏でも気温20〜23℃程度と涼しいため、入浴後も快適に過ごせます。特に標高1,500m以上の万座温泉や志賀高原は平均18℃前後で、むしろ温泉で体を温めたくなるほどの涼しさです。露天風呂では涼しい風を感じながらゆったりと入浴を楽しめます。
Q. 子連れにおすすめの避暑温泉はどこですか?
A. 家族旅行には那須温泉がおすすめです。周辺にテーマパークや牧場などファミリー向けの観光スポットが充実しています。北海道ではニセコが夏のアウトドアアクティビティが豊富で、ラフティングや乗馬など子どもが楽しめる体験が揃っています。温泉と観光の両方を無理なく楽しめるエリアを選ぶのがポイントです。
Q. 避暑温泉旅行のベストシーズンはいつですか?
A. 7月下旬〜8月中旬が最も避暑効果を実感できます。都心が35℃を超える猛暑日でも、標高1,000m以上の高原は22〜25℃で快適です。ただしお盆期間は混雑するため、7月中旬や8月下旬〜9月上旬が穴場。料金も抑えられ、ゆったり過ごせます。
Q. 一人旅でも楽しめる避暑温泉はありますか?
A. 酸ヶ湯温泉旅館や藤七温泉 彩雲荘は一人旅の受け入れに積極的で、リーズナブルに秘湯体験を楽しめます。鶴の湯温泉も一人旅に人気が高く、囲炉裏での食事は一人でも気兼ねなく楽しめる雰囲気です。一人旅向けの温泉宿は一人旅温泉おすすめ旅館15選でも詳しく紹介しています。
Q. 都内から日帰りで行ける避暑温泉はありますか?
A. 本記事で紹介した宿は宿泊向けですが、那須温泉や草津温泉は東京から車で約3時間と日帰りも可能な距離です。ただし高原の温泉は夜の涼しさと星空が最大の醍醐味なので、できれば1泊して朝夕の涼しさを体感することをおすすめします。
まとめ:夏こそ温泉、高原の名湯で最高の避暑体験を
標高800m以上の高原に位置する温泉宿は、真夏でもエアコンいらずの涼しさと天然の名湯を同時に楽しめる、夏旅行の最適解です。
今回ご紹介した15軒は、東北の秘湯から北海道のリゾートまで、いずれも涼しさ・泉質・周辺環境の三拍子が揃った避暑温泉の厳選宿。乳白色の硫黄泉が多いのも高原温泉の特徴で、見た目にも涼感があり夏の温泉入浴を一層引き立ててくれます。
予算1万円台の秘湯から4万円超のラグジュアリー宿まで幅広く紹介していますので、旅のスタイルに合わせて選んでみてください。避暑温泉の検索ピークは6月。今のうちに計画を立てて、早めの予約をおすすめします。



